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テレワークの実施で人材確保や雇用管理改善を行う企業へ出る助成金制度

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こんにちは。三重県四日市市で社会保険労務士をやっている宇佐美雅之です。

近年、テレワークの導入が進み、多くの企業が柔軟な働き方を取り入れるようになりました。特に、人材確保や雇用管理の改善を目指す企業にとって、
テレワークは大きな可能性を秘めています。しかし、テレワークの導入には環境整備やルール策定が必要であり、コストや運用の課題も少なくありません。
そんな中、厚生労働省が提供する「人材確保等支援助成金(テレワークコース)」が、企業のテレワーク導入を強力にサポートします。
本記事では、この助成金の詳細や活用のメリットについて詳しく解説していきます。


 
■ 人材確保等支援助成金(テレワークコース)

①助成金の目的

 人材確保等支援助成金(テレワークコース)は、企業のテレワーク環境整備を支援し、従業員の働きやすい環境を作ることで、
 人材確保や雇用管理の改善を促進することを目的としています。

②対象となる企業

 ・テレワーク勤務を新規導入する事業主
 ・既存のテレワーク制度をより良いものにする事業主
 ・中小企業であること

 ※厚生労働省 人材確保等支援助成金(テレワークコース)のご案内 参照


③支給要件

 助成金を受けるには、「テレワーク実施計画書」を作成し、都道府県労働局に提出する必要があります。
 そのうえで、以下のいずれかの取り組みを実施する必要があります。
 (1)テレワーク用通信機器の導入・運用
 (2)労務管理担当者向けの研修
 (3)労働者に対する研修
 (4)外部専門家によるコンサルティング
 (5)就業規則や労使協定の作成・変更

※助成金を受けるには、「機器等導入助成」と「目標達成助成」の2つの枠組みに取り組む必要があります。

 

④助成金の額

 機器等導入助成:経費の50%(上限あり)

 目標達成助成 :経費の15%(適用条件あり)

 ※詳しくは厚生労働省のホームページを確認してください。


⑤ 助成金を活用するメリット

 初期費用を抑えられる:テレワーク導入には通信機器やネットワーク環境の整備が必要ですが、助成金を活用しコスト負担を大幅に軽減できます。
 人材確保につながる :柔軟な働き方を提供することで、優秀な人材の確保や定着率向上が期待できます。
 労務管理の効率化  :適切なルールを策定し、システムを導入することで、テレワークでもスムーズな労務管理が可能になります。

⑥助成金申請のポイント

・事前に「テレワーク実施計画書」をしっかり作成する
・対象経費の範囲を正確に把握する
・申請期限を確認し、余裕を持って準備する

 


[まとめ]

 テレワークの導入は企業にとって人材確保や雇用管理を改善する大事なステップですが、コストや運用面での問題もあります。
 そんな時は厚生労働省の助成金を活用して、スムーズに導入しましょう!
 専門用語が多くて難しいと感じる方もいらっしゃると思いますが、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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